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山口 恭弘
保健物理, 29, p.303 - 308, 1994/00
先に開発した外部被ばく線量計算コードを改良し、中性子入射に適用可能な計算コードJEUNESSE-2コードを開発した。このコードは、異なる6つの年齢群(0,1,5,10,15歳および成人)に対して中性子実効線量を計算することができる。実効線量の計算には、ICRP Publ.60で示された放射線荷重係数および組織荷重係数が全年齢群に用いられる。中性子の等方入射に対する計算例では、実効線量の大きな年齢依存性が見られた。成人男性の実効線量を他の計算結果と比較した結果、良い一致が見られた。
山口 恭弘
Radiation Protection Dosimetry, 55(4), p.257 - 263, 1994/00
モンテカルロ法及び年齢依存人体模型を用いて、中性子に対する実効線量を計算した。計算は、0,1,5,10,15歳児及び成人を対象とし、熱エネルギー18.3MeVのエネルギー範囲、5種類の照射ジオメトリー(AP,PA,RLAT,ROT,ISO)について行った。また、ICRP Publication 60で勧告されている放射線荷重係数W及び組織荷重係数Wを用いて、実効線量を計算した。計算結果を中性子フルエンスから実効線量を評価するための年齢依存線量換算係数としてまとめた。実効線量は、著しい年齢依存性があることが分った。すなわち、約100keV以下では年齢が大きい程実効線量が高く、反対に100keV以上では年齢が小さい程実効線量が高い。新たに定義されたQ-L関係式に基づく周辺線量当量H(10)と実効線量の比較より、子供の年齢グループに対しては、AP,PA,ROTのジオメトリーでH(10)が実効線量を必ずしも安全側に評価しないことが分った。